日時 | 2015年4月24日(金) 19:00開演(18:30開場) |
---|---|
会場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
入場料 | 3,000円(全席自由) *就学前のお子様の同伴?入場はできませんので、ご了承ください。 |
主催 | 東京藝術大学演奏藝術センター 東京藝術大学音楽学部 |
後援 | 日本現代音楽協会 一般社団法人日本作曲家協議会 |
チケット取り扱い |
藝大アートプラザ 東京芸術大学生活協同組合 ヴォートル?チケットセンター 東京文化会館チケットサービス チケットぴあ ?イープラス(e+) |
お問い合せ | 東京藝術大学演奏藝術センター TEL:050-5525-2300 |
藝大現代音楽の夕べ
今回8 回目となる「藝大現代音楽の夕べ」は、大学院音楽研究科作曲専攻課程の学生作品、網守将平、青柿将大の二作と野平一郎教授作品、計三作品が初演されます。南弘明名誉教授の《ピアノ協奏曲》も加え、藝大作曲科の過去と現在の創造の様相がみられることでしょう。
従来、藝大作曲科の専門教育はしばしば「藝大アカデミズム」と評されてきたところに、日本の音楽風土の未成熟と特殊さを反映した評価者の実情が反映していたように見えます。今回の大学院学生による二作品は、期せずしてヨーロッパの今日の創作をリアルタイムで反映したものとなっています。そこには教員作品の作曲者である野平一郎教授や、前回の教員作品の作曲者、鈴木純明准教授をはじめとする教授陣による、歴史的ヨーロッパ音楽(アカデミズム)と、自由で個性的なコンテンポラニティ(同時代性)としての音楽創造の方法論に基づく教育があります。
現代日本の音楽創造の伝統性と今日性の在り方と同時に、大学という教育現場から広く社会?世界へと問われ続ける創作のリアリティをお聴き下さい。
東京藝術大学音楽学部作曲科主任?教授
小鍛冶 邦隆
█ 曲目
網守 将平 Shohei AMIMORI
《Multilubricity》(2014、世界初演)
青柿 将大 Masahiro AOGAKI
《ミメーシス》独奏チェロを伴うオーケストラのための(2014-15、世界初演)
Mimesis?for orchestra with violoncello solo
チェロ:山澤 慧?Violoncello:Kei YAMAZAWA
野平 一郎 Ichiro NODAIRA
《時の相剋》管弦楽のための(2015、世界初演)
Conflits de temps pour orchestre
南 弘明 Hiroaki MINAMI
《ピアノ協奏曲》(1974)
Klavierkonzert
ピアノ:野田 清隆 Piano:Kiyotaka NODA
指揮:山下 一史 Conductor:Kazufumi YAMASHITA
管弦楽:藝大フィルハーモニア Geidai Philharmonia,Tokyo
?█ 作曲者プロフィール
網守 将平 Shohei AMIMORI 作曲家 Composer
1990 年東京都生まれ。クラシック―現代音楽、電子音楽―サウンドアートの領域を横断し活動。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。在学中に長谷川良夫賞受賞。同大学院音楽研究科修士課程修了。2007年ピティナピアノコンペティション特級新曲課題曲作品賞受賞。12年東京国際室内楽作曲コンクール入選。13年京都フランス音楽アカデミーにてメシアン賞受賞。同年日本音楽コンクール作曲部門第1位及び明治安田賞受賞。14 年電子音楽レーベルPROGRESSIVE FOrM よりリリースのコンピレーションアルバム「Forma. 4.14」に参加。同年NHKテレビ「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」に出演。15年CCMC 入選。これまでに作曲を佐々木邦雄、夏田昌和、安良岡章夫、鈴木純明の各氏に師事。
青柿 将大 Masahiro AOGAKI 作曲家 Composer
1991 年埼玉県生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部作曲科を首席で卒業。在学中、奏楽堂モーニング?コンサート、新卒業生紹介演奏会などにて作品が初演される。2012?13 年度、(財)明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生。学内にて長谷川良夫賞を受賞。12 年奏楽堂日本歌曲コンクール第19 回作曲部門一般の部入選。13 年第2 回洗足現代音楽作曲コンクールB 部門(打楽器作品)第2 位(1 位なし)。これまでに作曲を伊佐知子、尾高惇忠、林達也、野平一郎の各氏に師事。4月より、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程2 年。
野平 一郎 Ichiro NODAIRA 作曲家?ピアノ奏者 Composer?Pianist
1953 年東京都生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部作曲科を卒業。同大学院音楽研究科修士課程作曲専攻修了。78年フランス政府給費生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。卒業後はダルムシュタットなどの講習会でリゲティ、ファーニホゥ、ドナトーニに、またIRCAM などで電子音楽やコンピュータ音楽を学ぶ。82 ~ 90 年アンサンブル?イティネレールのピアノ奏者。90 ~ 2002 年東京藝術大学音楽学部助教授、09 ~ 10 年同准教授を経て1 0 年より教授。1995 年中島健蔵音楽賞、96 年?2013年尾高賞、04 年サントリー音楽賞、05 年芸術選奨文部大臣賞などを受賞。12 年紫綬褒章を受章。これまでに80 曲以上の作品を作曲し、近年ではシュレスヴィヒ?ホルシュタイン音楽祭で初演されたオペラ《マドルガーダ》(2005)、パリのIRCAM で初演された《息の道》(2012) などがあり、現在は2016 年に初演されるモントリオール交響楽団の委嘱作品に取り組んでいる。ピアニストとして90 枚以上のCD をリリース。静岡音楽館AOI 芸術監督。
南 弘明 Hiroaki MINAMI 作曲家 Composer
1934年山口県生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科在学中の56年毎日音楽コンクール(現?日本音楽コンクール)作曲部門第1 位。同校卒業、同専攻科修了後、61~ 64 年ドイツ政府交換給費留学生(DAAD)としてフライブルク音楽大学に留学し、W. フォルトナー教授に師事。64 ~70年東京音楽大学助教授、70 ~ 74年同教授を経て、74 ~ 82年東京藝術大学音楽学部助教授、82 ~ 2002年同教授として、数多くの作曲家を育てた。この間、1992年には日本電子音楽協会を設立して会長を務める(現?名誉会長)。主要作品として、ソプラノと管弦楽のための《挽歌》(国際現代音楽祭ワルシャワ大会入選)、同《七夕の歌》(同ロンドン大会入選)、混声合唱曲《飛翔》(芸術祭優秀賞)、放送劇《旅に病んで》(芸術祭優秀賞)、《電子交響曲第三番》(東京藝術大学創立百周年記念新作展)、《電子交響曲第五番》(東京藝術大学奏楽堂開館記念演奏会)、《ヘルダーリンの詩による五つの歌曲》(ヘルダーリン没後二百周年記念演奏会)、《サッポーの詩による五つの歌曲》など。東京藝術大学名誉教授。?
※スケジュール?曲目?出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。
JR上野駅(公園口)?JR鶯谷駅(南口)、
東京メトロ千代田線根津駅より徒歩10分
京成線上野駅、
東京メトロ日比谷線上野駅、
東京メトロ銀座線上野駅より徒歩15分
台東区循環バス「東西めぐりん」
【2】上野駅?上野公園から(東京芸術大学経由)【5-1】東京芸術大学 下車[30分間隔]
駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮ください
所在地:〒110-8714東京都台東区上野公園12-8